遺品整理業者を選ぶ時 安心して依頼する為に気を付ける事とは
- 遺品整理実例
遺品整理を頼もうと思った時に、どのようにして遺品整理業者を選定していますか?
- 地域最安値 と書いてある
- 満足度ナンバーワン と書いてある
- トラック詰め放題 と書いてある
などだけで決めていませんか?
遺品整理を依頼して、何かしらのトラブルにならないかと不安な思いをする方が方が多いと思います。
よく噂にある、
『見積もり当初の金額は安かったのに、いざ遺品整理を依頼すると、作業終了時には見積もり金額の2倍の金額を要求された….』
という話は、テレビやラジオで聞いた事あられる方は多いと思いますが、
注意しておかないとそれ以外にも、
- 一般的な金額よりも割り増し(割高)に支払うことになった
- 知らず知らずのウチに、違法行為に加担してた
- 家財道具(荷物)の搬出時に床や壁に大きな傷を付けられた
などトラブルになるケースがあります。
①一般的な金額よりも割高に支払う事になるケースとしては、遺品整理業者を選定する際に、直接遺品整理業者に依頼をせずに、ポータルサイトと呼ばれる遺品整理業者を紹介するサイト経由で遺品整理業者を決めて施工してもらった場合です。
この場合、施工した遺品整理業者はポータルサイト(紹介元)へ、御遺族からの集金額から20%〜40%の紹介手数料を払わないといけません。
例えば、遺品整理の金額が
1,000,000円だった場合、この金額から紹介手数料として300,000円(手数料30%の場合)がポータルサイトへ渡ります。
遺品整理業者も、ポータルサイトへ支払う手数料分を乗せないといけないので、本来であれば700,000円程で済む遺品整理金額が1,000,000円になってしまうわけです。
②知らず知らずのうちに違法行為に加担しているケースとしては、遺品整理の際に発生する廃棄物(ゴミ)の運搬や処分は、地域の市町村から許可を得た業者でないと運搬や処分は出来ません。
遺品整理の際に発生する廃棄物のほとんどは『一般廃棄物』という部類になります。
廃棄物収集運搬には、『一般廃棄物収集運搬』と『産業廃棄物収集運搬』がございます。
遺品整理で出る廃棄物のほとんどが、『産業廃棄物』ではなく『一般廃棄物』ですので、『産業廃棄物収集運搬』の許可で廃棄物を運ぶ事はほぼ違法となります。
この事を知らない遺品整理業者も多いですが、知っていて御遺族に産業廃棄物収集運搬で処分出来ると嘘を言うケースや、処分方法をロクに説明しないケースもあります。
費用的には、正規の一般廃棄物収集運搬業者様へ委託した方が高くなります。
しかし、費用を抑える事だけを考えて正規の処理方法をしなかった場合、処分する場所(捨てる場所)に困るため、山に不法投棄したり、川や海に不法投棄する事になります。
この様な処理をされた場合、依頼主(御遺族)には関係無いと思われる方が多いですが、この様な違法行為が発覚した場合、依頼主(施主)にも処罰が来る場合があります。特に、廃棄を依頼した際に不法投棄をする事がわかっていた場合は高確率で処罰が来る場合があります。
ですので、思わぬ違法行為に巻き込まれない為に、認可証の確認や処理方法は確認しておく必要があります。
③家財道具(荷物)の搬出時に床や壁に大きな傷を付けられた場合ですが。
少しの傷で修繕費低予算で修復可能ならば遺品整理業者が自腹で修繕してくれるでしょうが、壁や床に穴を開けてしまった場合、修繕費は非常に高くなります。
この時に、遺品整理業者がどういった行動をするかです。
- 気づかないふりをする
- 言い訳をする
- 事実を認め責任を持つ。
気づかないふりや言い訳をする業者は損害保険に加入していない可能性が高い為、責任逃れをして放置する場合が多いです。
破損させたのが事実であれば、しっかりと誠意のある対応が必要であり、万が一の備えの損害保険にも加入している必要があります。
この様に、キチンとしたお仕事をさせて頂くにはそれなりの経費がかかっております。
作業費用の高い安いだけで遺品整理業者を選ぶのはリスクがありますので、選定する際にはしっかりとお話をしていただく事でトラブル回避が出来ると思います。