県営住宅市営住宅(公団)で遺品整理する場合に注意、確認する点とは
- 遺品整理実例
殆どの一般的な賃貸物件では、家財道具(荷物)を完全に撤去(搬出)しておけば問題ないですが、公団住宅ではそれ以外にも確認をしておかないといけない事があります。
- 換気扇
- 給湯器
- お風呂の浴槽
- お風呂の風呂釜(追い焚き)
を撤去する必要が有るかどうかです。
公団住宅では、入居時に入居者が換気扇、給湯器、浴槽、風呂釜を入れる(設置)ケースがあります。
この項目が全て該当する公団住宅も有れば、一部だけ該当する公団住宅もありますので、事前に確認をしておく必要があります。
この事を知らずに家財道具の搬出のみで終わると、後日撤去費用の請求が来る場合があります。
遺品整理時に同時に撤去しておけば、さほど費用はかからないでしょうが、後日改めて業者様を入れるとなると、普通に費用がかかります。
しかも、それぞれの専門業者様をお呼びした場合、それぞれに費用がかかりますので、費用負担が倍増してしまう場合もあります。
それと、もう一つ気をつけないといけないのが、画像の様な壁に打ち込まれた釘や、はてな釘などです。
その他にも以下の様な種類があります。
- 洋灯吊(ヨートーヅリ)
- 洋折(ヨーオレ) 洋折釘(ヨーオレクギ)
- ヒートン
- ピンフック
本来ならば一般的な賃貸物件でもしっかりと撤去しておかないといけないでしょうが、公団住宅ではこれらを取る様に強く言われる時があります。
これも知らずにそのままにして置くと、追加料金が加算される時があります。
たった釘抜くくらいで追加料金?
と思われるかもしれませんが、弊社の経験上では、改めて壁を見ると意外なほど着いています。
しかも、釘数本撤去でも、『人』が動くと費用はかかります。
そこ10分位の作業でも、移動時間などを考えると作業員が2〜3時間拘束になりますので、それなりの費用がかかります。
なぜ公団住宅でこの様な釘が多いのかは、私が思うに、公団住宅には長期間住む方が多い事と、高齢者になると立ち座りがキツくなる為、荷物を壁にかけた方が荷物の取り外しが楽だからだと思います。
その他にも、洗濯物を干す為に洗濯竿やロープを固定する為に釘で打ち込まれてる方もおられます。
これらを一個一個取っていくのはなかなか難儀です。
遺品整理後に簡単なりとも遺品整理業者様が清掃をされると思いますので、その時に一緒に外して頂き様にお願いをしておいた方がよろしいかと思います。
いずれにせよ、
故人様が最後に住まわれてたお部屋は、故人様の代わりに御遺族や私達遺品整理業者が綺麗にしてあげる事が故人様の供養の一つになると思います。
ちなみに、遺品整理ではまず無いですが、畳の新調では、県によって指定のイグサを使った畳でないといけない時もあるので、安い畳でも良いかと勝手に判断して入れても、後日指定の畳に入れ替えさせられる時もありますので、こちらも注意が必要です。
お問い合わせはお気軽にご連絡ください。
西日本遺品整理協会(福岡ダスメルクリーン内)
092-932-2422