尋常では無いゴミの量を前に途方に暮れるご遺族 (福岡市 ゴミ屋敷遺品整理)
- 遺品整理実例
作業依頼の経緯
途方に暮れた御遺族からのSOS依頼でした。
故人様がお亡くなりになったご自宅は、床から1メートル程の高さまで溜まりに溜まったゴミに埋め尽くされたお部屋でした。
当初は御遺族で片付けていこうとされた様ですが、袋に詰めても詰めても一向に減らないゴミの山に途方に暮れておられた様です。
自分達ではどうにも出来ないと判断され、葬儀をされた斎場に遺品整理について相談をされ、葬儀社様から弊社をご紹介していただきました。
無料見積もりにお伺いし現地調査をさせていただきました。
玄関扉を開けた所からゴミが壁の様に反り立っていました。
ゴミ屋敷の注意点
ゴミ屋敷で溜まったゴミは数年かけて蓄積されており、下に行くほどゴミの重みで圧縮されています。
この圧縮により、通常のお部屋の3〜5倍の物量があると思った方が良いです。
それに加え、全てをしっかりと分別をしないといけない為、作業費と処分費は通常のお部屋の遺品整理と比べると随分高くなってしまいます。
また、分別作業を念入りに行わないと、この様な現場では貴重品を誤って廃棄するケースもあります。注意が必要です。
ゴミ屋敷では、害虫が沸いている事が多々あります。
- ゴキブリ
- ハエ
- 蛆虫
- 蜘蛛
- ムカデ
- ダンゴムシ
などが無数に湧いていると考えられる為、殺虫剤は不可欠となります。
ゴミ屋敷で怖いのは、火災の恐れです。
コンセントに繋がれた家電製品。
それを覆うゴミでショートを起こし火災に繋がるケースがありますので、作業時は電気を止めて行う事が多く、その際部屋の中は薄暗くなる為、バッテリー式のライトが必要となります。
袋に詰めたゴミを溜めておくスペースも無いため、一日の作業の終わり頃に一般廃棄物収集運搬業者様に回収に来て頂く必要が有り、一般廃棄物収集運搬業者様との連携が大切になります。
ゴミ屋敷の作業の装備
ゴミ屋敷では、当然トイレもゴミで埋まりますので、居住者様がトイレを使用する事が出来ません。
よって、排泄物をビニール袋にされるケースが多く、ビニール袋も圧縮により破れている事があります。
長時間空気と触れた尿はアンモニアとなり非常に強い悪臭を出します。
場合によってはそれらが作業員に付着してしまいます。
作業員の装備として、フード、ゴーグル、マスク、防護服、手袋、長靴といった重装備が必要となります。
以上を踏まえ作業させて頂きました。
作業中、見たこともない様な虫がおり、殺虫剤を片手に作業をしたり、何故か猫の腐敗して白骨化した死骸も3体出てきました。
ゴミ屋敷の作業は本当に過酷です。
それでもガサっと袋詰めするわけにはいかないので、黙々と集中して仕分けをしていきます。
作業日数 作業人数 車両
今回の現場、延人数20人程で作業致しました。
実作業日数は7日間程。
廃棄物は、パッカー車5台 平ボディー車3台となり、かなりの廃棄物量でした。
作業終了後に大家さんにお部屋の確認をして頂き、長年溜まりに溜まっていた全ての物が無くなっていることに感動されていました。
ゴミ屋敷は、入居者様の健康被害もありますし、火災の恐れや、ゴミの中で転倒して動けなくなり、最悪の場合死に至るケースもありデメリットだらけです。
高齢者になり、更に、公団などの高所に住まわれてる方はゴミ出しがだんだん億劫となり溜め込んでいく方もおられます。
大事になる前に業者を使ってでも整理をしていくことをお勧めします。
身も心も軽くなりますのでお勧めいたします。
参考までに本作業の料金をお知らせいたします
遺品整理の料金 | 700,000円 |
---|---|
買取 | 0円 |
小計 | 700,000円 |
消費税(10%) | 70,000円 |
ご集金総額 | 770,000円 |